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2014.10.23 Thursday

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2009.02.16 Monday

壁と卵

村上春樹のエルサレム賞授賞式でのスピーチが話題になっていますね。

僕がまだ中学生のころからずっと彼の作品を読んできているけど、
自分の中でのハルキ像にそぐわない違和感を感じたのが『アンダーグラウンド』だった。
社会的な事柄に関心が薄いと思っていた作家が、
どうして地下鉄サリン事件という社会性100%の問題を取り上げたのだろう?

しかし、振り返ってみると例えば『ねじまき鳥クロニクル』でノモンハン事件を取り上げたときとか、
『羊をめぐる冒険』で組織を打倒するためにわが身を犠牲にした「鼠」とか、
物語の奥底では社会というものに対する蠢きが常に胎動していたのだと思う。

その巧妙に隠されていたもの(ぶっちゃけ『正義感』と呼んでもよい)
が作品の表面に現れるようになってきたのは、
作家自身の意識の変化か、『目に見えることしか信用しない』時代の流れか、
その両方によるものなのか。

いずれにせよ村上春樹という人は首尾一貫しているということがよくわかりました。
例えがいいかどうかわからないけれど、
ビートルズで言うと『青盤』のラストから『赤盤』の最初のほうへ遡っているような感じ。
複雑なのもシンプルなのもみんなビートルズ。


JUGEMテーマ:村上 春樹
 
2014.10.23 Thursday

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