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2009.08.02 Sunday

JBL OLYMPUS S8R

JBL OLYMPUS S8R

(この文章には熱心なJBLファンの方の神経を逆撫でする表現が含まれています。
気にされる方はスルーして頂くようお願いします)



JBL オリンパス S8R。
長いこと付き合っているせいか、あるいはその風貌のせいか、
既に家具の一部のように透明になって部屋に溶け込んでいる。
このスピーカーを相棒に選んで良かったとつくづく思う。


しかしながら世間一般の評価はイマイチ(仕上げ違いのサブリンも含め)、
という気がするのは僕だけでしょうか?
第一声では名機ともてはやされつつも、
二言目には「ただし、低音がもたつく・・・」と揶揄されたりとか、
やたらと改造されやすい(つまりメーカー純正に満足できない)、とか。
そこで躍起になって、そんなことはない、純正のJBLオリンパスS8Rは素晴らしいんですよ!
と勝手に弁護してみよう。


皆さんご存知のようにオリンパスにはいくつかのバージョンがある。
しっかりと鳴っている状態を聴いたことがあるのはS7RとS8Rのみだけれど、
このふたつにしたって出てくる音の印象はずいぶんと違う。
使用ユニットも構成も違うから当然と言えば当然だけど、その時点でまず混乱を招く。

ものすごく単純に言うと、S7Rはすごく優しい、そして鳴らしやすい。
中域の美味しいところがギュッと詰まっていて嫌な音が出ないし、
組み合わせるアンプのパワーもそんなに要らない。

それに対してS8Rはジャジャ馬、すごく慣らしにくい。
ひとつ間違えば、高音シャカシャカの低音ボヨンボヨンになってしまう。
しかしすべてが上手く噛み合ったとき、実に押し出し良く開放的な音楽が鳴る。

時々見かける375+蜂の巣ホーンをキャビネットの上に載せるセッティングは、両者の中間を狙っている。
純正S8R、もしくは往年のパラゴンやハーツフィールドが好きな人とは別の方向じゃないかな。
逆に375+ゴールドウィングはノーマルS8Rを推し進めた方向。
見た目がゴツくなるので僕はやりませんが。


話をS8Rに戻すと、
僕にとっては昔のJBLの味を残しつつ、現代的なソースにも対応する理想的なスピーカーなのだ。

昔のJBLとはいわゆるスタジオモニターシリーズが席巻する前の、
先ほども言及したパラゴンやハーツフィールドの流れを汲んでいる音色のこと。
個人的な(あくまで個人的な)感覚では、70'S後半以降のJBLにはどうしても馴染めない。
所有されている方には申し訳ないけれど、本音です。
(そういえば70'S後半以降は、興味を持てるソフトも極端に減ってしまう。
両者の間には少なからず相関関係がある)
ある次期以降のJBLからは、
それ以前のモデルにはあった牧歌的とでも形容できるような「遊び」が希薄に感じてしまうのだ。
近年の製品はまた印象が異なるけれど、
それは過去のJBLとは一線を画して滑らかで現代的な言わば「第3期」。
まあ何も持ってない状態でどちらを選ぶかと訊かれれば、
やはりS8Rを選ぶけど。

僕のようにロック主体のリスナーにとっては、これより前のモデルもちょっと厳しい。
電子楽器の音(特にベース)があまりにも古めかしく聴こえてしまうからだ。
S8Rはそのバランス感覚が実にいい。
もう一組のメインスピーカーであるB&W SS30と比較すると、
はっきり言って再生帯域は上も下も伸びてない。
075の上限はたかだか15KHz程度だし、
LE15とPR15の低音も量感はあるけどそれほど下まで伸びていない。
しかしいったん鳴らせば過不足なく聴こえるから不思議なものだ。
(ちなみにSS30のカタログスペックは30Hz〜26KHz(-6db)です)

もちろんJBLに限ってみても、製品としての「格」が上の製品は数多くある。
けれど今まで述べてきた理由でオリンパスS8Rが僕にとって理想的なスピーカーなのだ、
と気づいたのは実はここ数年の話で、
導入から3〜4年はこの鳴らしにくいスピーカーをどうしてくれようかと悩んだものだ。
セッティングや組合せで少しずつ改善はされたが、根本的な不満は解消されなかった。
劇的に進歩、というか進化したのは思い切ってメインアンプを交換してから。
つれなかった美女が突然微笑みかけてくれたような、今までの苦労を吹き飛ばす喜びだった。

ちなみに、しばらくの間弟のところに嫁に行っていたロジャースのE40aという、
見た目は貧弱でとにかく熱くなるプリメインアンプで鳴らしたときもなかなか良かった。
組合せって難しいもんです。


オリンパスの改造については今までも、そしておそらく今後もしないと思う。
例えばネットワークに手を加えると、その瞬間からまったく別の音色になってしまう。
かつてスピーカーを自作したときにも感じたが、
音なんてものはコンデンサーひとつ、抵抗ひとつでコロコロと変わってしまう。
しかし前にも言ったように、僕が好きなのは60年代前後の雰囲気を残したJBLなのだ。
現代的な音を聴きたいのなら別のスピーカーを買えばいい。


直感を信じて最後まで追及しなければ本当のところはわからないし、
わかったつもりになっていても実はその一面しか見えていない。
とにかく行動しなければ何も見えない。

これってオーディオに限った話ではなくて、
僕自身の価値観というか人生観というか、とにかく深いレベルにまで根を下ろしている。
そんな得がたい経験をさせてくれただけでも、このスピーカーには感謝しなくちゃ。



JUGEMテーマ:オーディオ 
2014.10.23 Thursday

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